
企業の売上と安定した経営は重要な関係性がありますが、FX会社でも同様です。
ここでは売上(営業収益)をランキング化しました。
はたして売上(営業収益)ランキング上位のFX会社はどこなのでしょうか。
この記事でわかること
FX会社の売上ランキングとは?
FX会社の売上とは、営業収益のことを指します。
そのため当サイトでは、売上=営業収益としてランキング化しています。
- 売上が多いFX会社は?
営業利益も多いため、経営が安定しています。
一方で、売上が少ないからといって、悲観的になることでもありません。
- 売上が少ないFX会社は?
サービスの差別化によりニッチな新規顧客獲得への働きかけが強い傾向があります。
FX会社の売上(営業収益)ランキングでは上記について注目してみてください。
当サイトの掲載FX会社
FX会社売上(営業収益)ランキングでは、当サイトの掲載FX会社で作成しています。
ではFX会社売上(営業収益)ランキングを紹介します。
FX会社売上ランキング
FX会社売上(営業収益)ランキングです。(売上順)
FX会社 | 売上 (営業収益) | 決算期 | 備考 |
単位:億円 | |||
楽天証券 | 723(連結) | 2020年12月期 | – |
DMM.com証券 (DMM FX) | 268.6 | 2020年3月期 | – |
GMOクリック証券 | 248.6 | 2019年12月期 | – |
外為オンライン | 50.1 | 2019年3月期 | – |
マネースクエア | 41.9 | 2020年3月期 | – |
SBI FXトレード | 38.3 | 2020年3月期 | – |
OANDA Japan | 14.2 | 2019年12月期 | – |
インヴァスト証券 | 12.6 | 2019年3月期 | – |
FXTF | 10.2 | 2020年3月期 | – |
LINE証券 (LINE FX) | – | 12月 | 先行投資で赤字 |
外為ファイネスト | – | 6月 | 純利益0.1 |
アイネット証券 | – | 3月 | 純利益0.4 |
FX会社の売上(営業収益)ランキングでは、楽天証券、DMM.com証券、GMOクリック証券が上位ランクインとなりました。
下記について考察していきます。
総合証券は売上が多い
FXだけではなく、株式や投資信託なども取り扱っている総合証券会社は当然売上が多いです。
特に楽天証券ではNISAやiDeCoといった少額で資産運用できるサービスが充実しており、コロナ禍でも大きく売上を伸ばしています。
チェック楽天証券のメリットデメリットとは?楽天ポイントで投資も?
また、楽天証券、DMM.com証券、GMOクリック証券は、いずれも大手IT企業が母体です。
チェックDMM FXのメリットデメリットとは?強調したいメリット3つ!
チェックGMOクリック証券のメリットデメリットとは?FX以外の投資も?
IT技術を活用したネット売買システムをいち早く構築できたことも売上を大きく伸ばした要因であると考えられます。
LINE証券は今後に期待
LINE証券は、2019年にスタートしたばかりの会社です。
しかもLINE FXのサービスは2020年にスタートしたばかり。
先行投資により当面は若干の赤字が続きそうですが、200億円という莫大な資本力があるため問題はないでしょう。
今後はLINE証券が売上ランキング上位に食い込む可能性は非常に高いです。
チェックLINE FXは人気だが初心者には不向き?メリットデメリットを解説
FX特化型では自動売買が人気
自動売買システムを持つFX会社が売上(営業収益)ランキングでは中堅ランクインしています。
いずれも総合証券ではなく、FX特化型のFX会社です。
特に、
- マネースクエアのトラップアンドリピート
- 外為オンラインのiサイクル
といった自動売買システムが資産運用型のFXとして人気を博しています。
裁量トレードで上手くいかない人が多い、忙しくてトレードする時間がない人が多いことが人気の要因と考えられるでしょう。
チェックマネースクエアのメリットデメリットとは?資産運用としてのFX
チェック外為オンラインのメリットデメリットとは?初心者にやさしい
売上(営業収益)ランキング下位の理由は?
売上(営業収益)ランキング下位のFX会社が売上が少ない理由について考察します。
売上(営業収益)ランキング下位のFX会社は、
- FXに特化しすぎている
といったことがランキング下位の理由であると考えられます。
FXは過酷な投資で脱落者が多い
FX取引のみのFX会社は、資産や顧客の増減が大きいので売上を伸ばしにくいという欠点があるのかもしれません。
- FXは9割の人が資産を失ってしまうといわれるほど、脱落する人が多い投資分野
- 積立型投資のように、長期的に利益を上げて手数料をもらい続けられない
そもそも短期的なFXの売買取引だと、手数料として得られる売上は少ないでしょう。
しかし、FX特化型のFX会社には、スキャルピングが可能である、スプレッドが狭いなどといった多くのメリットもあります。
FX会社選びではなぜ人気があるのかを知ることも重要
FX会社の売上(営業収益)ランキングを紹介しました。
重要なのは、なぜ人気があるのか理由を知ることです。
FX会社選びの際の参考にするといいかもしれません。